先日、ABC予想という、整数論の未解決問題(リーマン予想のようなもの)の証明が行われたというのが話題になった。
場合によっては何年もかけて、その証明が正当であるのかの証明、妥当性? のチェックを行うのだそうだ。
一方で、羽生善治が永世七冠を得た(になった?)というニュースもあった。
整数論と将棋は似ている。
流動的なものを許さない癖に、突き詰めると(リーマン予想からリーマン曲面に変化したように)思考の中身が流体のように連続的になってくるのである。
対象が連続的・非連続的とに拘わらず、人間の思考も、どこか連続的なところがあるのかもしれない。
ロジカルなものの限界への指摘が、ベルクソンやプルースト、プルーストを引き合いに出す吉田健一などにはあるのだが、吉田健一の文体にもどこか流動的なもの、自我とその外との曖昧な混ざり合いを拒否するようなところが見られる。
羽生善治は、吉増剛増を読んでいた。
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