小説を書いていると、すこぶる快調である。
今まで、腰が重く、この一年は本の抜き書きと日記以外に何にも書いていなかった。
いや、カクヨムや、なろうに何がしか書いていた。
極めて断続的であり、書いているといううちにはいらなかった。いずれにしろ、書き始めるのも続けるのもなぜか腰が重かった。
腰が軽くなった。
物理的にだろうか。サウナやスポーツジムで風呂に入るようになって、脳の血液循環が良くなったのかもしれない。
しこたま走ったあとは、冗談みたいに目が霞む。
「こんなことを書いていていいのか?」「これからどうすればいいのか?」「ここからどうすれば、より良く書けるのか?」一旦そういうタガを完全に外すことによって、質はともかくとして、延々と物を書くことができる。
とりあえずは、身体や腕や脚を動かし続けることが重要だ。
修正は、動きながらでしか出来ない。
夢でも見ているようなものだが、あるいは不遜ながら楽器でたとえれば、とりあえず打ち鳴らし続けて、手が慣れてきた所でメトロノームを意識しても遅くはあるまい。
日中は光と温気に溢れ、日が沈むにつれて冷え込んだ1日だった。
雪を一週間被っていた下の階のアロエは、予想通り枯れたような色をしていた。
本当に枯れたのかどうかは分からない。アロエの本によれば、アロエの生命力はかなり高い。水なんか無くてもかなり長い間生きている。一見枯れたように見えても、あきらめないで。
ただ、寒さにだけは弱い。だからこの雪を被ったアロエはやはりすでに枯れているのかもしれない。
コンビニが近い。
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